筆ロゴのデータはどのように作っているの?

筆ロゴのデータはどのように作っているの?

2020年4月17日
制作ブログ

こんにちは。コモリグマデザインのおかもときょうこです。

コモリグマデザインでは『筆文字のロゴ・素材制作』を請け負っており、いろんなお客さまとやり取りする機会がしばしばあります。

今日は、そのやりとりの中で印象に残ったご質問があったので、そのお話をしたいと思います。

・・・

それは、とあるサイトバナーに使う筆文字素材がほしい、とご依頼いただいたとき。
このようなことを訊かれました。

筆文字の色って、どんな感じでつけますか?
色付きの筆文字って、どんなデータで納品されてます??

なるほど…自分では当たり前に作っているけど、発注者側からしたら、確かにそこ気になるよね。。

私がいただく筆文字の制作物のほとんどは、単体で使われるケースはほとんどありません。
発注者側にデザイナーさんがいる or 自社でデザインを最終調整される場合は、納品後に、私とは別のデザイナーさんが筆文字の色味などを編集して媒体(サイトバナーなど)に合うように仕上げています。

もしかしたら、今後も同じように疑問を持つお客さまはいるかも。。

そんな方に、安心して制作をご依頼いただきたい!
そう思い、今回このブログでは、筆文字の作り方の説明と手順をご紹介します。

筆文字の作り方

コモリグマデザインでは、紙に手書きしたものをデータ化しています。色付けが必要な場合は、着色・加工しています。後で修正しやすいよう、データはIllustrator形式でパス化して保存しています。

制作の手順

1.下書き

紙やノートに書いた字をiPhoneで撮影し、撮った写真をPCに送ります。

丸文字風の書体の場合、市販の筆ペンを使います。使用する紙は、私が普段メモ帳として使っているノートです。

メモの上に筆を入れているので、見た目はだいぶ悪いですが。。

筆以外の細い線は次の工程で消えるので、あまり気にしません。
私の場合、筆や紙にこだわりはない方です。
それよりも、机に出ている手持ちのものでサッと書けるスピードを大事にしています。

丸文字・楷書体(国語の教科書に載っているような、字形をくずさない書き方)は、ほぼこのやり方で書いています。

行書体(文字を崩したり省略する書き方)の場合は、細い筆ではダイナミックな筆の運びが表現しづらいので、そのときだけ半紙と中筆(学校の書道で使っているサイズの筆)を出して書いています。

2.Illustratorでトレース

PCに撮った写真をダウンロードできたら、Illustratorを開いて、アートボード(描画エリア)に写真を貼り付けます。(①)

次に、画像トレースのボタンをクリックします(②)。

筆以外の線が消えました。
次に、拡張ボタンをクリックします(③)。

黒ベタのパスデータに変換されました。

このあと、必要に応じて、線の太さや形・レイアウトなどを微調整し、以下のようになりました。

3.着色

文字データだけ欲しい方は、2の手順で制作は終了・ai(Illustrator形式)で納品します。
着色もご依頼の場合は、お伺いしたご希望やイメージに合わせて着色・加工します。

今回の筆文字は、私のサービスサイトのロゴに使うので、自分の得意とする水彩風に仕上げました。

着色は、主にこの3つを掛け合わせて調整します。

  • カラーパレット(単色ベタ塗り)
  • オーバーレイ(別の表面を覆い重ねて、見た目を調整する)
  • 透過

もしお客さまが確認後に修正を希望されても比較的早く容易に調整できるよう、加工はなるべく数値で調整・データ保持できるツールを使うようにしています。

下の2つの画像のように、ご希望の色にあわせて2パターンを比較することも可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

コモリグマデザインでは、筆文字の素材データだけ欲しい方、デザインまで一括してお願いしたい方、どちらにも対応できるように制作しております。

もしご依頼を考えるうえで疑問や質問がありましたら、お気兼ねなくお問い合わせフォームからお訊ねください。